こんにちは、Hiroです。
この記事にたどりついた人は以下のような悩みを持っているのではないでしょうか?
就活のために何か資格を取得したい
危険物甲種ってよく聞くけど就活で有利になるのかな?
このような悩みを解決していきます
僕のプロフィール
・2018年6月甲種危険物取扱者に1発合格
・中堅国立大学大学院2021年3月卒業
・メーカーで開発して3年(2年目で転職も経験)
では、早速行ってみましょう!
結論、就活/転職で危険物甲種は意味ないことが多い
残念ながら危険物甲種を持っていても就活や転職では意味ないことが多いです。
危険物甲種持ってるんや凄いな
とはならないです。。。
自分は危険物甲種を持って新卒就活と転職活動したけど、一回も面接で触れられたことがなかったよ。。。
危険物甲種が意味ない理由①実際に業務で使用することは少ない
化学メーカーだと薬品を多く使う機会があって、もしかしたら危険物甲種を持って安全管理するかもしれません。
ただ正直設計職や開発職に就く場合、化学メーカーであっても危険物甲種の免状を利用する場合は多くないと思います。
ただ上司からメーカーで働く基礎知識として取得するようには言われたよ
後述もしますが、実際に危険物甲種の免状を使って仕事をしている人は知り合いにいませんが、仕事を始めてから取得するように言われた人は結構います。
なので学生時代に時間があるうちに取得しておいてもいいと思います。
危険物甲種が意味ない理由②そこまで難しくないから
危険物甲種は国家資格ですが、そこまで難易度は高くありません。
必要な勉強時間は約80時間で、合格率は約37%です。
合格率37%って低くない?
確かにそうやけど、他の難易度の高いと言われる国家資格の合格率は以下のような感じだから危険物甲種の難易度は高くはないのかなぁ
司法書士:3.5%
技術士:4%
中小企業診断士:4%
社労士:5%
弁理士:8%
行政書士:11.5%
参考:アガルートアカデミー
危険物甲種が意味ない理由③取得している学生が多い
上記のように合格率が37%と比較的高く、化学系の学生にとって最も有名な資格なので取得している学生が多いです。
危険物甲種ってどれぐらいすごい?
実際他の資格と比較してどれぐらい危険物甲種が凄いのか調べてみました。
TOEICだと皆取得していて比較しやすいのでTOEICと比較してみました。
色々調べてみた結果TOEIC650点と同じレベルという情報がありました。
明確には分からんけど、名古屋市大の資格取得支援の条件で、TOEIC650点以上と危険物甲種合格が並んでるから、TOEIC650点と同じぐらいのレベルなのかもね
参考:名古屋市立大学
TOEIC650点なら結構凄いやん!
確かに新卒で入社した会社の同期(3割旧帝)のTOEICの平均点が600点だったから、650点は凄いと思うよ!
就活には意味ないけど、危険物甲種は取得しておくべき
確かに危険物甲種は就活では意味がない可能性が高いです。
ただ学生でメーカーに就職する可能性があるなら危険物甲種を取得しておくことを強くお勧めします。
理由は以下の2つです。
- 働き始めたら取得するように言われる
- 業務とか研究には役に立つ
働き始めたら取得するように言われる
これが危険物甲種取得をお勧めする一番の理由です。
自分もそうでしたが、メーカーで働き始めると危険物甲種を取得するように上司から言われることが多いです。
ただ働きながら危険物甲種を取得するのは非常に大変です。
そこまで難易度は高くないですが、80時間ほどの勉強時間が必要です。
定時で帰れたらいいですが、大学の同期をみても定時に帰れているのは少数派です。
基本的には残業があって19時や20時までは仕事をします。
家に帰ってから危険物甲種の勉強をするのは非常に大変です。
自分は学生の時に危険物甲種取ってたからよかったけど、持ってない人はめちゃくちゃ大変そうだったよ
業務とか研究には役に立つ
メーカーで仕事をしたり、大学で研究をする場合は化学物質を基本的には使うと思います。
危険物甲種を勉強しておけば、化学物質の保管方法や消火方法を覚えることになります。
消火することはあまりないと思いますが、
- この物質は現状の保管方法でいいのか
- 取り扱う際、どれぐらい危険なのか
を判断できます。
実際に自分が働いていた会社で、禁水物質と水を混ぜた爆発事故が起こったことあるよ
危険物の勉強してたら、絶対に起こさないと思うよ
新卒の就活で危険物甲種を意味あるものにすることはできる
就活では役に立たんかったって言ってたやん
確かに資格欄に書くだけで、面接官があえて触れてくることはないと思うよ
ただ自己PRに使えるとは思うよ
自己PR書くことがないと悩んでいる人はいるんじゃないでしょうか?
そういう人は危険物甲種を取得して自己PRにするのはアリです。
危険物甲種は簡単ではないので十分自己PRになります。
- なぜ危険物甲種を取得しようと思ったのか
- 危険物甲種を取得するためにどのように勉強したのか
を書けば十分な自己PRになります。
面接官があえて触れてくることはないですが、自分で売り込んでいけば十分な自己PRになります。
危険物甲種取得の自己PR例(450文字)
私は学生時代に計画的に勉強し危険物甲種を取得しました。
研究をするうえで化学物質を取り扱うことが多かったのですが、化学物質の取り扱いについて知識がなかったので危険物甲種の勉強を始めました。
危険物甲種取得に向けて以下の2点を工夫しました。
・必要な勉強時間を逆算した計画の作成
危険物甲種取得に必要な勉強時間を調べ、80時間と知れたので試験日から逆算して勉強計画を作成しました。昼間は授業や研究があるので、朝早く研究室に行き毎日決めた時間勉強を行いました。
・自作ノート作成
限られた時間で危険物甲種取得をするために、自作ノートを作成しました。参考書で勉強するだけだと、自分が理解していることと理解してないことの層別が難しく非効率だと考えたからです。そこで参考書を読んですぐには理解できなかった点をまとめたノートを作成しました。このノートを使うことで理解できてない点を参考書の中から探すという手間を省き、効率的に勉強を進めました。
以上の2点を工夫して勉強をすることで危険物甲種取得を2ヵ月で達成しました。
まとめ 危険物甲種は就活には意味ないけど、取得するべき
危険物甲種は就活で意味ある?
・就活では意味ない場合が多い
実際に筆者も危険物甲種を取得して新卒就活/転職したけど面接で触れられたことはない
・ただし危険物甲種を自己PRにすることは可能
・働き始めたら危険物甲種を取得するように言われることは多い
働きながら危険物甲種取得するのは大変。学生時代に取得しておくことをお勧めする
いかがだったでしょうか?
確かに危険物甲種は就活で強く有利にはならないかもしれません。
ただ工夫して勉強して資格取得をやり遂げた経験は自己PRになるし、
働き始めて取得するように言われることを考えると時間のある学生時代に資格を取得しておくことを強くお勧めします。
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