こんにちは、Hiroです。今回は、
- 超具体的な2.5ヶ月の勉強スケジュール
- 必要な勉強時間
- 就活に役に立つのか
について解説します。
この記事はこんな悩みを解決します。
甲種危険物取扱者のテキスト多すぎてどれが良いのか分からん
この記事を書いているのはこんな人
プロフィール
2018年6月甲種危険物取扱者に1発合格
化学系大学院生
中堅国立大学大学院2021年3月卒業
では、早速行ってみましょう!
おすすめテキスト
早速ですが僕が合格した時に使ったテキストを紹介します。
おすすめの教材としては以下の2つです。
- わかりやすい!甲種危険物取扱者試験 / 工藤政孝 3,080円
- 本試験形式! 甲種危険物取扱者 模擬テスト 【大改訂第2版】 1,980円
この2種類だけで十分です
まずは「わかりやすい!甲種危険物取扱者試験 / 工藤政孝」で勉強して、ある程度理解できたら
「本試験形式! 甲種危険物取扱者 模擬テスト 【大改訂第2版】」で模擬試験を使って勉強したら合格できるはずです。
おすすめの理由
わかりやすい!甲種危険物取扱者試験 / 工藤政孝
このテキストがオススメの理由は
- 太字や表が適宜用いられていて読みやすい
- 語呂合わせが豊富
- 模擬テストの他に例題が400問程ついており豊富
- 模擬テストが1回分付いている
- 数年おきに改訂版が出ている
といった理由です。
特に「語呂合わせが豊富」というのは一押しポイントです。
甲種危険物取扱者試験では消防法等覚えることが山ほどあります。
それを単純に覚えるのはかなり不可能に近いです。
なので語呂合わせが豊富なこのテキストが非常にオススメです。
本試験形式! 甲種危険物取扱者 模擬テスト
「わかりやすい!甲種危険物取扱者試験」にも模擬試験は付いています。
しかし、1つしか付いていないのでそれだけでは合格は難しいです。
まぁ模擬テストなら何でも良いとは思うのですが、テキストは「わかりやすい!甲種危険物取扱者試験 / 工藤政孝」がお勧めなので同じ筆者のこの模擬テストがいいと思います。
テキスト同様読みやすいですし、解説も丁寧なので非常にお勧めです。
甲種危険物オススメ勉強方法
勉強する順番
次は僕が実際に勉強した順番を紹介します。
ご存知の方が多いと思いますが危険物資格には、危険物取扱者は全ての種において
- 危険物に関する法令
- 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
- 物理学および化学
の3科目があります。
僕は
危険物に関する法令→危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法→復習→物理学および化学→模擬テスト
という順番で勉強しました。
理由は不慣れな分野から勉強していけば、その分野に時間をより割けるからです。
おそらく「物理学および化学」は、高校化学を勉強をした人ならそこまで時間は必要ないでしょう。
また、「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」は「金属ナトリウムに水をかけたらヤバイ」みたいな問題もあるので少し馴染み安いと思います。
そして、「危険物に関する法令」は完全未知の領域です。
めちゃくちゃ覚えることあって、かなりヘビーです。なのでこの分野から手を付けましょう。
一番やる気のある最初の時期に最大の敵から取り組んだほうが何とかなります(笑)
勉強スケジュール
まず僕が実際に行った2ヶ月半のスケジュールを示します。
では具体的な勉強方法を説明します。
危険物に関する法令
勉強方法としては
テキストを読む→自作ノートにまとめる→まとめた部分の問題を解くという流れで行いました。
自作ノートには
- 太字で書かれている部分
- 表
- 語呂合わせ
を書き写しました。決して綺麗に色を使い分けてまとめる必要はないと思います。
特に重要な部分を書き出すだけでも非常に意味があるのでぜひやってみてください。
1週間の流れ
平日
法令の章に関しては全体で50ページほど説明があります。僕の場合は5ページずつ
読む→ノートにまとめる→問題を解く
というサイクルを平日は繰り返していました。
土日
土日はその週に勉強した部分のノートを見直したり、問題を解きなおしたりしました。
復習は非常に大切です。ただひたすら勉強するのではなく、適宜復習を挟みながら進めていきましょう。
で、このサイクルで勉強していくと2週間で法令を終えることができます。
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
この科目の勉強方法も基本的に「法令」と同じです。
平日は
読む→ノートにまとめる→問題を解く
土日は
今週勉強したことを復習という流れで勉強しました。
ただ1つ違うのは毎日「法令」の例題を少しずつ解きなおしました。
合計で100問ぐらい例題があるので毎日10問ぐらい復習しました。
なのでまとめると
平日は
読む→ノートにまとめる→問題を解く+法令例題10問
土日は
今週勉強したことを復習+法令例題10問
という流れで勉強しました。
大体これも1日5ページぐらいで進めていけば2.5週間ぐらいで終わります。
ですので「法令」とあわせて1ヶ月で1周目が終わる計算です。
復習
一通り「危険物に関する法令」および「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」の勉強が終わったら次の週から
物理および化学に進むのではなく、例題の解きなおしです。
おそらく1ヶ月で覚えたことの半分ぐらいは忘れていると思います。
でも、それが当たり前です。1周したぐらいでは覚えられません。
「法令」と「性質/消化法」の例題を合わせて約300問あります。
これを1週間で1周しましょう。なので1日平均43問です。
一見多いように思いますが、問題を解くだけなのでそこまで時間はかかりません。
そしてここで重要なのが間違えた問題に印を付けることです。
これを絶対に忘れないでください。
1週間目の復習の意味は「解ける問題と解けない問題の選別」です。
これをすることで2周目の効率が上がります。
そして、復習の2週間目の前半は1周目で間違えた問題のみを解きます。そして再度間違えた問題に印を付けます。
間違えた問題には「正」の文字で印をつけていくと、何回間違えたかわかりやすいのでお勧めです。
最後、復習の2週間目の後半で2回間違えた問題を解きなおします。
ここまでやると例題を3周したことになります。3周すれば9割は解けるようになっているはずです。
「危険物に関する法令」および「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」の勉強が終わったら先に進まず、2週間かけて復習しましょう!
物理および化学
この科目は上記のようにセンター試験や共通テストを経験してきた人なら基本的に初見で解ける問題が多いと思います。
なのでサッと読んで問題を解いてみてどのような問題が出るのか解いてみて、間違えた問題にチェックをつけておくだけで十分だと思います。
ただ最後に、「消化に関する知識」というセクションがあるのですが、これは知らない分野だと思うので丁寧に勉強しましょう。勉強方法は「法令」等と同じです。
例題数としては高校化学の内容約100問と「消化に関する知識」が約10問です。
大体が知っている内容なのでここは1週間あれば問題ないはずです。
ここまでをまとめますと
最初の1ヶ月
「危険物に関する法令」および「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」の勉強
2ヶ月目の1~2周目
「危険物に関する法令」および「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」の復習
2ヶ月目の3周目
「物理および化学」の勉強
となります。
模擬テスト
最後にいよいよ模擬テストです。
模擬テストは
わかりやすい!甲種危険物取扱者試験 / 工藤政孝
本試験形式! 甲種危険物取扱者 模擬テスト
の両方を合わせて7つあります。
なので1日1個解きましょう。
そうすれば1週間で模擬テストをひとまず終えることができます。
ここでも忘れてはいけないのが間違えた問題に印をつけることです。
ここまでで大体2ヶ月です。
そして次がラストです。ラスト2週間、間違えた例題と模擬試験の問題をひたすら解きましょう。
印が付いている問題は全て解きなおしましょう。
これで約2.5ヶ月です。これだけ勉強すれば、まず落ちることはないと思います。自信をもって本番に乗り込んでください。
合格に必要な勉強時間
これまで具体的な合格までの2.5ヶ月勉強スケジュールを紹介してきましたが、僕は毎日1時間勉強していたので約75時間、甲種危険物取扱者合格のために勉強した計算となります。
ちなみに、Foresightという危険物取扱者の通信講座を行っているサイトでも70~80時間と書かれています。出典:Foresight
注意点としては僕は大学受験の際に「物理および化学」の範囲についてはそれなりに勉強していたので75時間で合格できましたが、高校化学に触れていない人はもっと時間を要すると思います。
甲種危険物は就活に役に立つのか
最後に就活に役に立つのかについてです。
これも気になっているのではないでしょうか。
結論から言うと役に立ったなかったです。
保有資格の欄に
- 普通自動車免許
- TOEIC
- 甲種危険物取扱者
の3つを書いて5個ほど面接を受けたのですが、どの会社でも触れられることがありませんでした(笑)。悲しい…
恐らくそんなに珍しい資格でもないので触れられることは無かったんでしょうね。
僕の友人も甲種危険物について触れられたのは10社中1社だったそうです。
でも自己PR等に
勉強スケジュールをたててコツコツと勉強し、甲種危険物取扱者とりました!
と書けば、うけは良いと思いますし就活に使うことができます。
もし、自己PR等に書く内容が無いなぁと悩んでいる人は就活のために受けてみるのもありだと思います!
本じゃなくて動画で勉強したい人
本だけでは勉強できないという人はユーキャンの講座を利用するという手もあります。
下手に受験料6,600円払って落ちるよりしっかりと教えてもらって一発合格したほうがお得かもしれません。
資料請求だけなら無料でできるので良かったらユーキャンのサイトを確認してみてください。
まとめ
おすすめ記事は以下の2つ
お勧め勉強スケジュール
0~1ヶ月
「危険物に関する法令」および「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」の勉強
1.0~1.4ヶ月目(2週間)
「危険物に関する法令」および「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」の復習
1.4~1.8ヶ月目(2週間)
「物理および化学」の勉強
1.8~2.0ヶ月目(1週間)
模擬テスト7個
2.0~2.5ヶ月目(2週間)
間違えた問題解きなおし
以上となります。
これから甲種危険物取扱者を取得する方の助けになれば幸いです。
質問やコメントがあればぜひ↓からどうぞ!
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