こんにちは,Hiroです.今回は
大学院生はどうやって就活するのか
について書いていこうと思います.
この記事はこんな悩み/疑問を解決します。
大学院生の就活ってどんなスケジュールなのかな
推薦を使って簡単に内定するのかな
この記事を書いているのはこんな人
・中堅国立理系大学院2021年3月卒業
・学術論文(first author)1本
・平均年収950万円メーカーに内定(平均年収が全てでは無いですが一応)
院生の就活の流れ
一般的な院生の就活の流れは以下のような形です.
推薦情報については「推薦を用いた就活」で後述しますね.
学部生も基本的に同じような流れにはなってくると思います.
えっ院生もインターン行った方がいいの?
もちろん!インターンを制する者は就活を制するよ!
インターンの重要性については以下の記事をご覧ください.
インターンって何?インターンで評価される?_長期,短期の違いを解説
なるほど.ってか選考開始早すぎん?面接解禁って6月からじゃないの
まぁ表向きはそうやけど守ってるところの方がレアだよ
リクナビ2022でも3月会社説明会、6月選考開始という記載がありますが年々この規定は形骸化されてきています.(リクナビ2022)
僕の研究室同期6人とも5月には内定が出て就活を終えてましたし,1人はインターンからの流れで修士1年の12月に内定をもらって就活終わってました.
僕も2月中旬に内定出て終わっていたので公式な就活スケジュールがいかに形骸化しているかわかると思います.
まじか.じゃあ自分の受けたい企業がいつから面接開始するか知るのめっちゃ大事やん.でもどうやったらわかるんや
就活口コミサイト使うといいよ
あと,インターン行ったら早期選考について教えてくれたりするよ
僕は口コミサイトとしてはみん就を用いていました.
一年前に遡ればだいたいいつぐらいから本選考が始まっているかわかります.
ただし,みん就はあくまで口コミサイトであり,正しい情報かわかりません。
鵜呑みにはしないようにしましょう.(みん就(みんなの就職活動日記) – 就活・新卒採用の口コミサイト)
そこで大切なのが「1dayインターンでいいから参加しておく」です。
インターンの情報はマイナビやリクナビなどの就活情報サイトや会社のマイページから知ることができます.
インターン(秋以降)に参加するとイベントの終わりに採用スケジュールを教えてくれることが多いです。
それが無くても2月から早期選考があるような企業ではインターン参加者に向けて後日メールで連絡が来たりします.
ちなみに僕が1dayインターンに行った会社は,参加後僕のマイページには選考開始2月ってなってて,行ってない友人のページには4月って表示されてたよ
こわっ
こんなふうに直接的に早期選考しますよって案内が来なくても、
インターン行った人のマイページだけにしれっと早期選考の日程が表示されてるってことがあります.
なのでインターンは超重要です.絶対に参加しましょう.
短期インターンって何?選考に意味ないって本当|2021卒が実体験から解説
推薦を用いた就活
そもそも推薦ってなんなん?絶対受かるってこと?
推薦には二種類あるよ
推薦と一口に言っても2種類存在します.
ガチガチの教授のコネによる推薦
この「コネ推薦」が一般的に思い描く推薦ではないでしょうか
これは教授の知り合いがその企業の人事とつながりがあるということで発生します.
僕の研究室にも某財閥系化学メーカーのコネ推薦がありました.
年末ぐらいに向こうの人事が研究室に来てくれて説明をしてくれました.
そして興味があったら連絡してねってかんじでした.
よかったら来てね
入社してみたいです!
OK!じゃあ形だけ3月ぐらいに面接するわ
僕の代はこの推薦を使っていないので詳細は分かりませんが1個上の先輩とかは使っていたのでこんな感じだと思います.
えっなんでHiroの代は使わんかったん?めっちゃ勿体ないやん
コネ推薦は結構デメリットもあるんだよ
コネ推薦のデメリットそれは
・絶対に断れない(早期に選択肢を失う)
・非常に辞めにくい
です.
このコネを使って実際に大手化学メーカーに就職した先輩が実際に言っていたのですが
周り旧帝ばっかりで優秀すぎ.しんどい
やはり,大手メーカーとなると難易度が高く,また一般の選考フローで入社してきた人は本当にその会社に入りたくて来ているのでモチベーションに差があります.
そしてさらに問題なのが
内定辞退できないし入社後も辞めにくいことです
コネ推薦は教授と企業との信頼関係で成り立っています.
もし,内定を辞退するようなことがあれば大変なことになります.
実際に別の研究室でコネ推薦を辞退した事例が数年前にあったのですが,
教授は激怒,コネ推薦は無くなり,さらに次年度から同じ専攻からの一般選考もだれも通らなくなりました.
一般選考に関してはそもそも難しいので内定辞退が影響を与えているか真偽は不明です。
しかし、研究室の後輩からしたらコネ推薦がなくなるのはいい迷惑です.
また,入社した後
やっぱり合わないし転職しよう
と、すぐに辞めたりしてると後輩に影響が出るのは言うまでもありませんよね.
なので,安易に有名で高給で早く簡単に内定を取れるからと言ってコネ推薦に飛びつかない方がいいです.
大学や学科に来ている公の推薦
いわゆる学校推薦というものですね.
大学院生の就活の推薦はこのパターンが多いです.
〇〇大学院の△△専攻の学生3人欲しいです.
分かりました.応募をかけておきます!
こんなかんじです.
基本的にこういう推薦情報が年末ぐらいから来始めます.
この情報は専攻のホームページ等にまとめられているの思うので,事務の人や先輩に聞いてみてください.
この推薦も出したら100%受かるん?
いや普通に落としてくるよ
マジで
そうなんです.この推薦普通に落ちるんです.
そして基本的にこっちから辞退はできません(笑).かなり不利な契約なんですね.
体感なのですが推薦といっても倍率は4倍はあると思います.
この4倍というのも,僕が実際受けた推薦を出せばほぼ受かるといわれていた企業での倍率なので,平均的な推薦の倍率はもっと高いと思われます.
Dodaのサイトにも記載されていますが基本的に学校推薦はESや一次面接が免除されるだけで,その後は一般選考に交じっていくという感じになります.
参考:理系の学校推薦でも就活で落ちることはある?合格率は?
推薦を使った僕が言うのもですが,辞退できないというデメリットを考えるとあまり美味しい制度では無いですね.
じゃあどういう人が学校推薦受ければいいの
絶対行きたい企業に推薦があれば受けたらいいと思うよ
基本的に推薦で受ければESは免除されます.
絶対行きたい企業なのにESで落ちて面接も受けれなかったら後悔してもしきれませんよね.
絶対行きたい企業がある時は学校推薦を使ってみるのもありなんじゃないでしょうか.
以上の内容をまとめますと
- 院生でもインターンは絶対行くべき
- 就活解禁6月は嘘,冬の段階で内定を出してるとことも多数
- コネ推薦(教授推薦)は,ほぼほぼ受かるけどデメリットも大きい
- 学校推薦は普通に落ちるし,あまりメリット無い
いかがでしたでしょうか?
大学院生の就活について知っていただけたでしょうか?
もし,さらに大学院生の就活について大切なことを知りたいのでしたら以下の記事を参考にしてみてください.
企業選びで大事なこと三選_2021卒就活を終えて気づいたこと
この記事の内容を頭の片隅にでも置いて就活をしていただけたら幸いです.
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