こんにちは,Hiroです。今回は
技術面接って何
という疑問について解説します。
この記事はこんな悩み/疑問を解決します。
・理系は技術面接というのがあるらしいけど何それ?
・学会と同じような質問をされるのかな?
・学部卒は技術面接は無いのかな?
この記事を書いているのはこんな人
・院卒化学系エンジニア1年目
・中堅国立大学大学院2021年3月卒業
・平均年収950万円メーカーに内定
・英語論文1st 1本
では,早速行ってみましょう!
技術面接とは何か?
技術面接とは
その企業の技術者が面接官となって研究内容について質問する面接です。
普通の面接と何が違うの
普通の面接は文系の人事の人が面接官をするよ
でも技術面接では理系卒の人が研究について深堀してくるよ
一般的に技術面接がある場合は事前に研究概要をESと同時に提出します。
それを見ながら企業の技術者が質問する形式です。
技術面接は院卒だけ?
技術面接は学部卒の人もあります。
基本的に学部卒と院卒は同じ選考を受けます。
ですので当然、学部卒の人でも技術面接を受ける事になります。
ですが学部卒で技術面接を受けると
研究室に配属されたばっかりやから何言ったらええかわからん
となります。
なので技術面接があるような業種を受けたい場合は大学院に進学することをお勧めします。
技術面接はどういう業種であるのか
技術面接がある業種、無い業種の例がこちらです。
上に挙げた業界は実際に僕の周りが受けていた業種をまとめただけです。
もちろん他にも業種はありますが、一般的には理系学生が選考を受ける業種はこの5つだと思います。
意外かもしれませんが理系院卒でも商社を受ける人はいます。
商社と言っても有名な五大商社のような総合商社ではなく、専門商社と言われる業界です。
専門商社というのは「化学薬品」や「分析装置」等の専門分野の商品だけを扱う商社です。
もし研究をしてみて
研究面白く無いなぁ、でも院卒の専門性は活かしたいなぁ
と考えているなら専門商社を受けてみてもいいかもしれません。
注意点としては商社なので活発な人が多いです。そういう雰囲気が苦手な人は馴染みにくいかもしれません。
技術面接では何を聞かれるのか
もちろん企業によって違いますが以下のような質問が多いです。
- 研究内容について簡単に説明して
- 研究で工夫したことは
- その研究をする意義は
- 新規性は何?
- いつまでに実現できるの?
他にもあなたの研究分野がその企業の分野と近いのであれば、より深い質問をされます。
例えば
本当にこの反応が優先的に起こるの?
A(物質)を加えたらもっと良さそうやけどどう思う?
等、学会のような質問も当然きます。
もっと質問例を知りたい人は以下の記事を読んでみてください。
技術面接で多い質問10選とその回答|2021卒が実体験から紹介
技術面接と学会との違い
学会と技術面接の違いは以下の2点です。
- 相手が自分の研究の専門家とは限らない
- 技術面接では研究に対する姿勢が最も大切
相手が自分の研究の専門家とは限らない
学会の場合、そこに来ているのはあなたの専攻分野の専門家たちです。
しかし、技術面接では受ける企業が専門外の場合も多いです。
そのような時には専門用語を使わずに、分かりやすく自分の研究を解説しなければいけません。
また相手がどれほど自分の研究分野に対する知識があるのかを見極めるのも難しいです。
僕はあまりに簡単に説明しすぎて
もっと具体的に説明して
と言われたことがあります。
こうならないように練習しておきましょう。
練習方法は「技術面接の練習方法」で後述します。
技術面接では研究に対する姿勢が最も大切
学会では
- 新規性
- 社会に対するインパクト
等々、簡単に言うと研究の凄さが評価されます。
ただこの「研究の凄さ」は研究テーマに依存する部分が大きいです。
基本的に研究テーマは教授から与えられるので、運の要素が大きくなってしまいます。
ですので技術面接では「研究の凄さ」は重視されません。
技術面接で重視されるのは「研究に対する姿勢」です。具体的に言うと
- 研究意義を理解しているか
- 自ら考えて研究を行っているか
- 将来展望をしっかりと描いているか
等です。研究テーマは与えられるものですが、そこからどう努力し、工夫し、研究を行っているのかが重要です。
技術面接の練習方法
技術面接練習のお勧めとしては
・大学の技術面接練習に参加する
・学会に参加する
です。
インターンの選考を受ける
夏や冬に行われる長期インターン(3日以上)の場合、選考に面接があります。
その場合、面接が普通の人事面接ではなく、技術面接の企業もあります。実戦は最大の練習になります。
積極的にインターンに申し込んで経験を積みましょう。
でもインターンの選考が技術面接があるかどうかってどうやって見分けたらいいの?
僕は「みん就」と「就活会議」を使ってたよ
ここに過去の選考内容が載ってるから参考にすると良いと思うよ
そもそも長期インターンって何?という人はこの記事を読んでみてください。
長期インターンって何する?本選考に関係大あり?|2021卒が解説
大学の技術面接練習に参加する
大学で無料で技術面接の練習ができるはずです。
僕の通っていた大学ですと、大学に外部の就活支援団体の人が来てくれて技術面接の練習をしてくれました。
えぇめんどくさい。研究忙しいし
と思うかもしれませんが、積極的に利用しましょう。
練習せずに乗り切れるほど甘いものではありません。
就活本番が近づいてくると直ぐに予約が埋まってしまうので注意してください。
学会に参加する
上で学会と技術面接は違うと書きましたが、練習にはなります。
学会に参加すると以下のようなメリットがあります。
・人に分かりやすく研究について話す練習になる
・学会に参加して賞が取れたら実績になる
僕も始めて学会に参加した時は、物凄く緊張してハチャメチャな発表をしていました。
でも学会経験を積んでいくと緊張もしなくなり、要点を抑えて人に説明できるようになりました。
就活本番までに6回ほど学会に参加したおかげで、技術面接では大体の質問にすんなりと答えることができました。
たまに答えにくい質問があったどね
例えば?
「いつまでに実用化できるの?」っていう質問は答えにくかったなぁ
学会で将来展望は聞かれることはあっても具体的に何年後に実現できるのかっていう質問はされた事無かったなぁ
このように学会では聞かれない意外な質問もあるので、そこは別途面接練習などを通して対策をしておきましょう。
他にも学会では聞かれない質問はあったので気になる方はこの記事を読んでみてください。
長期インターンって何する?本選考に関係大あり?|2021卒が解説
まとめ
技術面接とは
→事前に提出した研究概要をもとに企業の技術職の人が面接官を務める面接
技術面接がある業種
→メーカー、食品系、研究機関
技術面接で評価されるポイント
→研究に対して主体的に努力する姿勢
→研究の凄さではない
技術面接の練習方法
→インターンの選考
→大学の無料練習
→学会
以上となります!
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