こんにちは,Hiroです.
この記事にたどり着いた人は以下のようなことが気になっているのではないでしょうか?
・技術面接があるけど対策方法が分からん
・技術面接に向けて何を準備したらいいんだろう
実際に理系院卒として就活を行い、大手メーカーに内定した経験から解説します。
この記事を書いているのはこんな人
・中堅国立大学院を2021年に卒業
・売上1兆円越え企業の技術面接を通過して長期インターンに参加
・平均年収950万大手メーカーに新卒で入社
では,早速行ってみましょう!
そもそも技術面接とは?
技術面接とは理系特有の面接で、通常の面接とは大きく異なります。
以下のような通常の面接との違いがあります。
- 研究概要を事前に提出することが多い
- 面接官が理系
- 研究内容に関しての質問がメイン
学会みたいな感じ?
そこは受ける企業によるかなぁ
自分の研究と企業の分野が一致してると学会みたいに学術的なところも聞かれるし
分野が違うと研究の進め方とか、異分野だけど専攻の知識をどう活かすかみたいな質問が多いよ
技術面接の対策方法4選
技術面接に向けて以下の4つの対策をする必要があります。
- 研究の要約説明作成
- 研究概要の見直し
- 想定質問および回答作成
- 技術面接の練習
研究の要約説明作成
技術面接では最初に研究内容を簡単に説明することが多いです。
だいたい30秒~1分で研究内容の説明をできるようにしておきましょう。
研究内容を簡単に教えていただけますか?
はい。私は電池材料の劣化反応の解析を行っています。今日、電池材料の大量廃棄が問題となっていまして、その原因の一つに電池材料は簡単に劣化し、すぐに実用に耐えられなくなるということがあります。そのため、劣化機構解明が求められていますが、詳細には解明されていません。
そこで私は、不安定で観測困難な劣化反応中間体を安定化して観測可能にすることによって劣化機構を解明する研究をしています。
劣化反応は複雑なので、一つの実験装置では解析困難です。そこで、私は六種類の装置を用いて劣化反応の解析をしています。電池材料は御社の分野とは異なりますが、複数の分析機器を用いて解析している経験は御社でも活かせると思っています。
今日はよろしくお願いいたします。
研究概要見直し
基本的に技術面接の前に研究概要の提出があります。
研究概要の以下を確認してください。
- 文章中の単語の意味を説明できるか
- 実験方法を記載しているのであれば、なぜその方法を選んだのか説明できるか
- 研究の中で一番苦労したことは何か
技術面接は提出した研究概要をもとに進みます。
ただ面接官があなたの研究分野に詳しくない可能性も高いです。
シンプルな単語でも面接を進めるうえで説明を求められることもあるので、口頭で説明できるようにしておいてください。
想定質問および回答作成
想定質問作成
まずは技術面接で聞かれるであろう質問を考えましょう。
例えば以下のような質問が良く聞かれます。
- なぜその研究をしようと思ったのか?
- 専攻と違う分野だけど大丈夫?
- あなたの研究はいつまでに実社会で応用可能?
- 研究で工夫したことは?
- 研究室内での新規性は?
- 研究から何を学んだか?
- なぜドクターに進学しないの?
- 得たスキルを会社に入ってどう活かす?
- 会社でどんなことをしたいか?
- 海外で働くことはどう思うか?
他にも学会や学内の発表会で聞かれた質問を思い出しておきましょう。
特に自分の研究分野と同じ分野の企業を受ける際は学会と同じような質問が来ることが多いので、準備しておきましょう。
また技術面接でも通常の面接と同じようにどうしてその選択をしたのかをよく聞かれます。
- なぜその大学/学部/研究室を選んだのか
- なぜその研究室テーマを選んだのか
- なぜ研究手法の中でその方法を選んだのか
上記の質問もよく聞かれるので準備しましょう。
回答作成
想定質問が作成できたら回答を作成しましょう。
ここで重要なのは研究分野と企業の分野の近さに応じた回答を準備しておくことです。
例えば半導体メーカーを受けに行って
研究で困難だったことを教えてください
はいラジカル重合の反応速度を調整し分子量を制御しガラス転移温度を狙い通りの値にすることに非常に苦労しました。
と回答したとすると、高分子化学以外の人からすると意味不明です。
会社で働くと様々なバックグラウンドの人と働きます。
なので相手の背景を考えたうえで話すことが非常に求められます。
上記のような話し方をすると
協調性とかコミュニケーションに難がありそうだな
と思われるので注意しましょう。
技術面接でよく聞かれる質問への回答は以下で詳細を解説してます
技術面接の練習
技術面接の練習は絶対にしてください。技術面接は学会とは異なります。
学会たくさん出たし余裕でしょ
と思ってると痛い目見るので絶対に練習してから言ってください。
技術面接の練習方法
技術面接を練習する方法としては以下があると思います。
- 研究室の先輩に頼む
- 大学の就職課で練習があれば参加する
- 無料の就活サービスを利用する
研究室の先輩に頼む
これが最も手軽ですね。
先輩も修論とかで忙しいとは思いますが、少し時間をいただいてみてもいいかもしれません。
ただし可能な限り別の研究室/できれば別の学部の先輩に面接練習をしてもらってください。
同じ研究室の先輩はあなたの研究に詳しすぎます。
面接官は理系の人でも異分野である可能性が高いです。
異分野の人にでも伝わる話し方ができているかが非常に大切なので、違う研究室の先輩に練習してもらうことをオススメします。
大学の就職課で練習があれば参加する
大学主催で技術面接の練習をしている場合があるので聞いてみるといいでしょう。
ただし技術面接の練習をできる人があまり多くないので、予約がすぐに埋まってしまうことが多いです。
早めに就職課に確認しておきましょう。
無料の就活サービスを利用する
直近では様々な就活サービスが存在します。
就活サービスって何?
求人紹介や面接練習や書類添削など就活全般のサポートをしてくれるサービスだよ
就活サービスに登録すれば無料でサポートを受けることができます。
特にアカリクというサービスは理系特化で理系出身の人が対応してくれるので、技術面接の練習をすることも可能です。
なんで無料なの?怪しくない?
就活サービスは求人を出している企業からお金を貰ってるから、学生は無料でサービスを受けられるんだよ
アカリクは無料ですし、夕方や土日も対応してくれるので使ってみる価値はあると思います。
興味がある人はアカリクのホームページ見てみて下さい。
↓「無料で添削/面接練習可能」アカリク就職エージェント ホームページ
まとめ(技術面接の対策方法を解説)
今回は技術面接の対策方法を解説しました。
対策は以下の4つを実施する必要があります。
・研究の要約説明作成
→技術面接の冒頭で説明できるように練習しておく
・研究概要の見直し
→何を突っ込まれても回答できるようにしておく
・想定質問および回答作成
→相手の背景を考えたうえでの回答を心がける
・技術面接の練習
→無料の理系特化就活サービスで練習するのが、自分の研究を知らない人に説明する練習にもなるの
↓「無料で添削/面接練習可能」アカリク就職エージェント ホームページ
以上となります。
もし何か質問があれば、下かお問い合わせからご連絡ください!
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