こんにちは,Hiroです.
今回は院生就活において学部4年からやるべきことについて解説します。
この記事はこんな悩み/疑問を解決します。
院卒で就活するとして何をいつからやっておけばいいのかな
この記事を書いているのはこんな人
・院卒化学系エンジニア1年目
・中堅国立理系大学院2021年3月卒業
・平均年収950万円メーカーに内定(平均年収が全てでは無いですが一応)
B4(学部4年生)
B4の時に大切なのは研究に真剣に取り組むことです。
これにつきます。
まずは研究をしっかりやって企業で研究を続けるのか,それとも別の道を探すのかこれが大切です.
院の研究が楽しくないのであれば,研究職として仕事をするのは苦痛です.
そして,研究が楽しいのであれば,より研究を真剣に行っておくべきです。
メーカーの就活では技術面接があります。
技術系の社員が研究に対しての質問をするんですね。
例えば
研究で苦労したことは?
その研究をする意義は?
本当にその結論であってるの?
(もっと何を聞かれる知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください)
技術面接で多い質問10選とその回答|2021卒が実体験から紹介
向こうは研究を何十年続けてるプロです。付け焼き刃ではボコボコにされます。
また,面接を受ける前にエントリーシート(ES: 履歴書的なもの)を書くのですが,ここでも研究について聞かれます。
例えば,「研究の目的」,「新規性」,「研究をどう会社で活かすか」などです。
後輩のESの相談に乗ることがあるのですが,
・研究の目的がわからん
・新規性が思いつかん
という人も多いです。
「なんとなく教授に与えられたことをやってる」という人も多いです。
急に「あなたの研究の新規性は何ですか?わかりやすく書いてください」と言われても無理です.
だから,B4の時期はひたむきに研究をして,多くの失敗をしながら自分の研究の意義を見出しましょう。
以上より,結論B4は研究に全力投球です!
研究以外やること無いの?
と思った人に勧めるなら
- 資格の勉強(TOEIC, 危険物取扱者)
- 英会話
の2つです。興味ある人は以下の記事を読んでみてください。
DMM英会話でToeic800超える勉強法とオススメ教材を紹介
ボチボチ余裕ある時期(修士1年 4月~10月)
やるべきことは以下の3つです.
・学会発表
・インターン
・自己分析
(もちろん研究もやってくださいね(笑))
学会発表
前述したのですがメーカーの研究職採用では技術面接があります。
ここで研究について質問されます。
例えば
- 新規性
- いつまでに実用レベルへの到達は可能か
- 学術的な詳細
等です。
これは実験室で黙々と研究をするだけでは乗り越えられません。
学会に出て,初めて自分の研究を聞く人に対して説明し,そこから
- どういう質問が多くされるのか
- どう話せば理解してくれるのか
- 人前で話すことになれること
が大切です。
また,ある意味技術面接の方が学会発表より難しいです。
なぜなら,学会発表に来ている人は自分の研究分野に関連がある人です。
一方,面接官はあなたの研究分野にそこまで詳しくない可能性が高いです。
なので,技術面接の方が学会より伝えるのが難しいんです。
まずは,学会発表でたくさん研究を説明する練習を積んで技術面接に備えましょう!
インターン
インターンは超重要です。
特に最近は選考が早期化している関係で重要度が増してます。
インターンには
- 1dayインターン
- 長期インターン(5日以上)
の2つがあり、どちらも超重要です.
1dayインターンなんて企業説明だけだから行く意味ないでしょ
という意見を聞きますが,そんなことはありません。
私は1dayインターン→早期選考→内定という流れでした。
特に,長期インターンをやっていない企業は1dayインターンに来た学生を対象に早期選考を行っている所があるので注意が必要です.
そして長期インターンは採用選考をかねていると考えて間違いないです。
あるメーカーの長期インターンに参加したんやけど、最終発表会の時に後ろで質問した回数とかメモってたよ(笑)
つまり,インターン中に評価されてるってことですね。そしてもちろん早期選考もありました。
早期選考がなくてもESが免除であったり,一次面接免除であったりと長期インターンは就活に非常に有利です。
また,長期インターンに参加していると社員さんの雰囲気等も分かりますし,面接で志望理由等が非常に答えやすいです。
コロナの影響で長期インターンは減ったかもしれません。
しかし、不安な情勢ゆえに企業も早く学生を囲い込んで置きたいために,後輩たちを見ていると今年2022卒はインターンからの囲い込みが顕著になっている気がします。
長期インターンって何する?本選考に関係大あり?|2021卒が解説
ちなみにインターンに行ったらお礼のメールを入れておいた方がいいですよ。
内定先の人事の方が懇親会で以下のようなことを仰ってました。
〇〇君がインターンのお礼メールくれたのはすごい印象的だった
(私のことではありません(笑))と言ってました.
人事の方は思っている以上に学生を覚えています.送っておいて損はないですよ.
- 早期選考等の優遇措置が受けれる
- 面接で志望理由を説明しやすい
- インターンに行ったらお礼のメールを送ろう
自己分析
皆さん自分がやりたいことってありますか?
よく聞く質問だと思うんですけど,めっちゃ難しいですよね.
私も,四苦八苦しながら自己分析やりました.
そんな中で見つけた,おすすめの本は
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド
です。
自己分析する上で凄い参考になったよ
そして,自己分析するときにお勧めのソフトは「マインドマイスター」です。
このソフトを使うと画像のような樹形図を簡単に作れま。マインドマイスター
紙に書くと無くすと大変なのでPCで自己分析をすると非常に便利です。
でも,マインドマイスターは3枚しかマップを無料で作れないので、私はXmindを併用しました!
Xmindは無料で何枚でも作れます!
自己分析をしておくと就活の軸を決めるときに楽になります。
また,本心から志望理由を伝えられるので面接時に説得感が増します。
やはり就活を終えてみると自己分析をしっかりやって自分のやりたいこととマッチする企業を受けることが重要だと感じます。
学会発表しながらインターンの選考受けて間で自己分析です!
忙しいですねぇ でも,あとから絶対楽になるのでやって損はないですよ.
直前期(修士1年 11月以降~)
最後に,直前期です.
いよいよ就活本番ですね!ここでやるべきことは2つです.
・面接の練習
意外と何とかなるでしょ
研究室も忙しいし
と添削や面接練習をないがしろにしている人が多い気がします。
準備せずに何とかるほど就活は甘くありません。
ES添削/面接練習をする方法
ES添削や面接の練習をする方法は以下の2つがあります。
方法①先輩に頼む
まず手軽なのが研究室の先輩に頼むことですね。
ただ自分の研究室の先輩は研究分野が近すぎるのでお勧めしません。
ESを読む人事や面接官はあなたの研究分野に詳しくないはずです。
なので可能な限り違う研究室の先輩に面接練習してもらいましょう。
方法②理系専門の就活サービス(無料)を使う
理系専門の就活サービス「アカリク」をご存知ですか?
理系出身の就活のプロが無料で添削、求人紹介、面接練習等をしてくれます。
アカリクは無料ですし、夕方や土日も対応してくれるので使ってみる価値はあると思います。
興味がある人はアカリクのホームページ見てみて下さい。
まとめ
以上をまとめますと以下のようになります。
学部4年
研究に全力投球
修士1年(4月~10月)
学会発表,自己分析,インターン(お礼のメールを送ろう)
修士1年(10月~)
ES添削,面接練習
以上です!
質問やコメントがあればぜひ↓からよろしくお願いします!
ES,企業選び,面接本番に関しては以下の記事を読んでみてください
企業選びのポイント3選_2021卒就活を終えて気づいたこと
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