こんにちは,Hiroです.
今回は,
技術面接で困ったこと,困った質問について紹介します.
これから技術面接があるけど何を聞かれるんだろう?
と不安に思っている人も多いんじゃないでしょうか.
そこで,自分の経験から,
技術面接で困ったこと,困った質問について紹介していきます.
この記事はこんな人におすすめ
これから技術面接を受ける人
一応僕のプロフィールです
- 化学系大学院生
- 中堅国立大学大学院2021年3月卒業
- 平均年収950万円メーカーに内定(平均年収の高さが企業の指標ではありませんが)
- 2021年4月からメーカーで技術職として従事
そもそも技術面接って何?
技術面接って普通の面接と何が違うの?
違いは以下のようなものがあるよ
- 研究概要を事前に提出しておく必要がある
- 面接官が人事ではなく,企業の技術者
- 研究の具体的な内容を聞かれる
(もし技術面接以外で大学院生の推薦就活について知りたければ以下の記事がおすすめです)
大学院生ってどうやって就活するの?推薦で決まるの?|2021卒院生が解説
研究概要を事前に提出する
技術面接では事前にエントリーシートの他に研究概要をA4紙1,2枚で提出する必要があります.
研究概要って学会の要旨でいいの?
要旨よりもっと簡単に書いた方がいいよ
受けるメーカーの分野が自分の研究に近いのであれば,要旨とよく似たものでいいですが
分野が異なるのであれば図を多く使い,より基礎的な所から書いておく必要があります.
面接官が企業の技術者,研究内容を聞かれる
技術面接ではその場に人事の方がいることもありますが,
基本的に質問してくるのはその企業の技術職の方たちです.
そして聞かれる内容も普通の面接とは異なり,研究の具体的な内容について聞かれます.
なんか技術面接って難しそう.なんか対策ないの?
一番いいのは学会に出ておくことやと思うで
僕自身,大学の技術面接対策も受けましたが,面接官の方が自分の専攻分野とあまりにもかけ離れていて練習になりませんでした.
それよりかは,
学会に出て自分の専攻分野に近い人に説明する練習を積んでおく方がいいと思います.
(せっかく学会に出るならポスター賞取りたい!っていう人は必見!)
ポスター賞受賞のコツについて受賞経験から解説|裏技も紹介
技術面接で困ったこと,困った質問
相手がどこまで知っているかわからない
もし,自分の専攻分野と近い企業を受けるのであれば,学会のように専門用語を使っても大丈夫です.
でも,そうでない場合どの程度まで専門用語を使ってよいのか判断が難しいです.
僕は有機材料系の研究を行っているのですが,
無機材料系の異分野を受けたときこんな経験をしました.
(あんまり専門的なこと詳しくないやろうし,ざっくり話そう)
〇〇に関する研究を行っていました.
それって,△△っていうことだよね?
あっそうです
もっと具体的に説明してよ
つまり,僕が予想していたより面接官の方が知識を持っていて,僕の説明では不十分だったということです.
でも相手がどれだけ知識があるのか知ることって難しくない?
僕はその面接以降,研究概要を聞かれたら専門用語を知っているかどうか確認してたよ
○○と□□ってご存じですか?って
えっ,そんなの聞き辛くない?
学会でポスター発表する時に,聞きに来てくれた人に同じ質問をしてたから,抵抗はなかったよ
そういう意味でも学会に出ておくのは大切かもね
数字に対する根拠を聞かれた
僕が面接でアピールポイントとして
分析装置8種類も使えます.
1年で文献60本も読みました
と答えたら
8種類って多いの?企業的に考えるとそんなに多いとは思えんけど
60本って1週間で1本ペースやけど多くなくない?
と聞かれました.
確かに,僕はなんとなくこの数字が多いと思っていましたが,明確な根拠はありませんでした.
このことからの学びとしては
数字を書く以上,相手が納得する明確な根拠・理由を持っておく
ということです.
例えば,
分析装置8種類使えると聞くと学生レベルでは多そうに思えるが,
企業の研究職の人はどう思うのだろう
ということは事前に考えておくべきでした.
数字が大きい小さい,量が多い少ない等は人それぞれによって感じ方が違います.
自分がなんとなく思うのではなく,
同期と比べてどうか等何らかの指標を考えておくことが大切です.
いつまでに実現できるの
この質問が一番困りました.
大学での研究は基礎研究で,企業の研究は応用研究です.
着目しているポイントが違います.
なので,技術面接で大学の研究はいつになったら実社会で応用可能なのか聞かれることは多くあります.
でも正直,何年後に応用可能かなんて分からないですよね
なので僕は
応用までの展望
を回答するようにしていました.
今後どういうプロセスを考えていて,
何を達成できれば自分の研究が実社会で応用できるのかということです.
この「実現はいつまでに可能か」という質問は聞かれることが多く,
即座には答えにくいものなので事前に回答を考えておきましょう.
以上となります.
この記事をまとめますと
技術面接で困ったこと/困った質問とその対応策
相手がどこまで知っているか分からない
→研究概要を説明する前に専門用語を使って大丈夫か確認
数字に対する根拠を聞かれた
→自分の回答には客観的な根拠を持っておく
いつまでに実現できるの
→展望を答える
となります.
いかがでしたでしょうか.
少しでも技術面接に関して困っている人の手助けとなればうれしいです.
もし,就活において企業選びで悩んでいる人がいれば以下の記事がおすすめです.
大学院生ってどうやって就活するの?推薦で決まるの?|2021卒院生が解説
以上です.ありがとうございました!
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