ポスター賞受賞のコツについて受賞経験から解説|裏技も紹介

ポスター賞_コツ_裏技

こんにちは,Hiroです.今回は,

学会でのポスター賞の取り方について解説します.

この記事はこんな悩みを解決します

学会に参加しているがポスター賞がなかなか取れない
ポスター賞を取るためのコツってないのかな

と悩んでいる人が多いのではないでしょうか?

また、昨日の記事でも紹介しましたがポスター賞は奨学金免除において非常に重要です。

奨学金免除って何?
210万円の奨学金の返還が免除されるお得な制度だよ

興味ある人は下の記事をまずは読んでみて!

大学院生の奨学金免除方法について2021卒が解説|免除実例も紹介

そこで,自分が受賞した経験から,その時に気を付けたポイントや裏技について紹介していきます.

この記事を書いてるのはこんな人

・化学系大学院生
・ポスター賞受賞経験あり
・中堅国立大学大学院2021年3月卒業
・2021年4月からメーカーで技術職として従事

目次

ポスター賞って何?難易度は?評価基準は

そもそもポスター賞って何?
ポスター賞っていうのは学会で発表してその発表内容が評価されたら貰える賞だよ.
大体の学会が全発表者の上位10%に賞を与えるっていう規定にしているよ
何を基準に決まってくるの?
学会でもまちまちだし,公表されていないことが多いから予想にしかならないけど,以下のことが大切だと思うよ

ポスター賞の基準

  • 新規性
  • 今日の問題に対してどれだけのインパクトがあるか
  • 実験の充実性
  • 発表者自身の研究に対する理解度
  • 展望
  • ポスターのデザイン
  • 説明のわかりやすさ

そして超重要ポイントとして

ポスター賞の審査員は分からない場合が多い

ということです.

たまに審査員が誰か分かる学会もありますが,基本的に分かりません.

なので,ポスターを聞きに来てくれた全員に対して全力で説明しましょう.

ポスター賞受賞のメリット

ポスター賞受賞には以下のようなメリットがあります

  • 奨学金免除の獲得に近づける
  • 就活の受賞歴に記載できる

奨学金免除の獲得については以下の記事を参考にしてみてください.
大学院生の奨学金免除方法について2021卒が解説|免除実例も紹介

就活の際に書くエントリーシート(ES)には受賞歴という欄があります.

ここにポスター賞を受賞していると書くことができます.

もし,メーカーの研究職にESを提出するなら,ポスター賞を受賞している方がESの通過率が上がるのも間違いないですよね.

そして,僕の体験談になりますが,面接の際にも結構受賞歴のところには触れてもらえた記憶があります.

受賞が内定に直結することは無いですが,アピールポイントを増やしておくことは大切ですよ!

ポスター賞受賞のコツ

ポスター賞受賞のコツには以下の3つがあります.

  • デザイン
  • 3分または5分でポスターを説明できるようにしておく
  • イントロと結論の結びつきを意識する

デザイン

デザインの注意点は以下の3つです.

図を多く使う

たまにポスターなのに文字が大量にあるものを見かけますがNGです.

文字は少なく,グラフや図を多く使いましょう

配色

デザインにこだわるあまり,多くの色を使いすぎるのもNGです.

用いる色は背景色(白色)、文字の基本色(黒色)、メイン職、強調色の4つで十分です。

例えば僕の場合ですと,メイン色に青系を,強調色にオレンジ系を使っていました.

強調色はメインの補色にすると良いよ

3分または5分でポスターを説明できるようにしておく

これはどういうこと?
要するに簡潔に説明できるように練習しておくっていうことだよ

ポスター賞を決める審査員の方はたくさんのポスターを聞いているので時間がありませんし,疲れています.

そんな時にダラダラ話していると内容が伝わりません.

なので,ポスターを簡潔に説明できるように練習しておきましょう.

おすすめは3分版と5分版の説明を2通り用意して練習しておくことです.

ポスターを聞きに来た人でたまにこういう人がいます

要点だけ説明して

こういう人には3分版を用いて説明して

説明してもらっていいですか?

こういう人には5分版で説明しましょう.

大切なのはどちらにせよ5分以上の説明は長すぎる

ということです.

要点を抑えて簡潔に説明しましょう.

でも3分は短すぎるよ.どうやって時間配分すればいいの?
おすすめはイントロ,実験/結果,結論それぞれ1分ずつだよ
イントロにそんなにかけるの
詳しくは次で説明するな!

イントロと結論の結びつきを意識する

研究発表においてイントロは非常に重要です.

ここで,今日おける課題,そしてそれを解決する困難さをアピールする必要があります.

ここが欠けているとあなたの研究の必要性や難しさが相手に伝わりません.

そして次に重要なのが結論です.

イントロで示した課題に対してどういう解決策を提示できたのかを示す必要性があります

意外とこのイントロと結論の結びつきが甘い発表が多い気がします.

つまり,イントロでは壮大なことを言っているけど,結論では課題に対する解決策は示されていない,というパターンです.

でも,そんなに上手くいい結果はでないよ
誰も論文に載せれるほどの結論を出せとは言ってないで
学会に出るということは何らかの分かったことがあるんだから,それを踏まえてイントロを作るといいよ

ポスターの流れとしてはイントロ→結論ですが,結論からイントロの構成を考えると1本の筋をポスターに通しやすいと思います。

ポスター賞を取る裏技

ポスター賞を獲得する裏技としては

  • 全国規模の学会ではなく,地域規模の学会に出る
  • 同じ研究テーマで連番で出ない

学会には全国規模のものと,その支社がやっている地域の少し規模の小さい学会があります.

言うまでもなく,全国規模の学会でポスター賞を取るよりも地域の学会でとる方が簡単なので,どうしてもポスター賞を取りたい人にはおすすめです.

そして,もう一つの連番で出ないですが,たまに同じ研究室で同じようなテーマで並んで学生が発表していることがあります.

隣に知り合いがいる安心感はありますがあまりお勧めできません.

なぜなら,新規性が低いように思われるからです.

同じ研究室のメンバーと学会に出るのであれば,連番ではないようにしましょう

この連番で出るかどうかは学会の発表申し込み時に選択できるので覚えておきましょう.

まとめ(ポスター賞のコツ)

以上となります.

この記事をまとめますと

ポスター賞獲得の重要ポイント

  • デザイン
  • 3分または5分でポスターを説明できるようにしておく
  • イントロと結論の結びつきを意識する

裏技

  • 地域の規模の小さい学会に参加
  • 連番で出ない

となります.

いかがでしたでしょうか.

少しでもポスター賞獲得に対する手助けとなればうれしいです.

質問やコメントがあればぜひ↓からよろしくお願いします!

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以上です.ありがとうございました!

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