こんにちは,Hiroです.今回は,大学院の奨学金について解説します.
これから大学院に通う人で奨学金について不安に思っている人も多いんじゃないでしょうか?
そこで,大学院に通って約350万円の奨学金を獲得したHiroが金額やシステムを解説します.
この記事はこんな人におすすめ
- これから大学院に進学する人
- 院進学において金銭的に悩んでいる人
この記事を書いているのはこんな人
・奨学金のみで大学院2年間一人暮らし
・中堅国立大学大学院2021年3月卒業
・2021年4月からメーカーで開発職として従事
ではいってみましょう!
大学院に奨学金はあるの?
結論、あります!
大学院生の主な奨学金は日本学生支援機構の奨学金です.
学部生でも多くの人が借りてますよね.それと同じ機構の奨学金が大学院生にも存在します.
僕も学部の時に借りてた!学部と違いはないの?
色々と違いはあるよ!次で解説するね
大学院の奨学金と学部の奨学金の違い
学部の奨学金と大学院の奨学金の違いは以下の通りです。
- 親の収入は関係なし
- 大学院の第一種奨学金(無利子)は落ちることはない
- 成績による返還免除制度がある
違い①親の収入関係なし
学部の無利子奨学金(第一種奨学金)の家計基準は親の家計に準じますが,大学院は学生本人の家計に準じます.
例えば,大学院の第一種奨学金(無利子)の基準は本人の収入が299万円以下です.
(参考:日本学生支援機構)
300万円以上稼いでいる大学生はほとんどいないのではないでしょうか?
だから基本的にどんな人でも大学院では奨学金を借りることができるよ
違い② 大学院の奨学金は落ちることはない
上でも触れましたが大学院の第一種奨学金の家計基準は年299万円です。
なので基本的に学生で大学院の第一種奨学金(無利子、月最大88,000円)は落ちることはありません。
落ちるとしたら、会社に勤めながら修士を取ろうとしている人ぐらいです。
大学の事務の人も学生で第一種奨学金を申請して落ちた人見たことないって言ってたよ.
違い③ 奨学金返還免除制度がある
大学の学部でも親の収入や授業の成績で免除制度がある場合もしますが、大学院では研究業績による免除制度があります。
親や自分の収入/通っている大学のレベルは一切関係ありません。
通っている大学の中で
- 上位3割→半額免除(最大105万円免除)
- 上位1割→全額免除(最大210万円免除)
という規定になっています。
免除制度の詳細は「第一種奨学金の免除制度について」で後述するよ
大学院の奨学金に有利子の奨学金はあるの?
もちろん大学院の奨学金にも有利子の奨学金はあります。
この有利子奨学金いわゆる第二種奨学金に関しても家計基準は存在します.
こちらも第一種奨学金と同様に学生本人の家計に基づき536万円/年以下です.
(参考:日本学生支援機構)
一般的な大学生であれば借りることはできるでしょう。
大学院の奨学金はいくら借りられるの?
借りられる月額は以下の通りです。
第一種奨学金(無利子)→50,000円または80,000円/月
第二種奨学金(有利子)→50,000円、80,000円、100,000円、130,000円または150,000円/月.
これらのどれかを選ぶことになります.
ちなみに第二種奨学金には免除制度がないよ!借りたら絶対に返す必要があるから慎重にかりよう。
大学院に給付奨学金はあるのか?
あるけど,日本学生支援機構の奨学金には存在しないよ.
どういうこと?
最近,日本学生支援機構でも給付奨学金が拡充されたけど,大学院は対象外だよ.
じゃあどこから給付奨学金をもらうの?
基本的に企業から獲得する形になるよ
日本学生支援機構には大学院生用の給付奨学金が存在しません.
なので企業からの給付奨学金に応募することになるのですが,かなり難易度が高いです.
この給付奨学金に関しては以下の記事が参考になると思うので読んでみてください.
僕自身が企業から毎月4万円貰ってたからその経験をもとに解説しているよ
第一種奨学金の免除制度について
奨学金を借りる必要があるんやけど、将来返すの嫌やなぁ
大学院の奨学金は努力次第で全額免除になるよ
大学院の奨学金は学部とは異なり,免除制度があります.その免除基準は大学院での学業成果です.家計は関係ありません.
ただし,免除制度の対象は第一種奨学金のみです.有利子の第二種奨学金は対象にはならないので注意してください.
免除判断基準になる学業成果とは
大学院の奨学金免除の学業成績に入る項目は以下の通りです。
- 院の授業のGPA
- 学会への参加
- 学会での受賞
- 論文誌への掲載
- TA
- 外部資金の獲得
等です.他にも
- 特許取得
- 本の執筆
等がありますが,基本的に大学院の2年間では困難でしょう.なので上記の6項目を基準として免除が決まります.
でも僕の大学レベル高くないし,旧帝とかには勝てないよ
免除は各大学で上位何割に入るかで決まるよ.
つまり,自分の大学の学生間でしか争わなくてもいいよ.
そうなんや!具体的に何割ぐらいに入ればいいの?
具体的には上位30%以内で半額免除,10%以内で全額免除です.
より詳細な決まり方はこの記事を読んでみてください
自分の大学の中で上位を目指せば奨学金が免除になると聞くと頑張ってみようとなるのではないでしょうか?
もし,全額免除を勝ち取れば毎月88,000円を貰っていたということになります.
頑張ってバイトするのと同程度の額ですよね.
この額を研究しながら貰えるとなると,研究意欲の向上につながるのではないでしょうか.
参考(日本学生支援機構:特に優れた業績による返還免除)
奨学金返済代行サービス
奨学金の返済を代行してくれるサービスがあるのをご存知でしょうか?
「奨学金バンク」という日本唯一の奨学金返済を補助してくれるサービスです。
奨学金バンクから紹介してもらった企業に入社すれば、奨学金バンクが奨学金の返済を代行してくれます。
企業選考のサポートも実施してくれます。
参考:奨学金バンクホームページ
紹介してくれる企業の中で興味のある企業があれば選考を受けてみるのはアリだと思います!
無料面談を実施しているそうなので、興味ある人は面談で説明だけでも聞いてみてはいかがでしょうか。
奨学金を借りている途中の学生も、奨学金返済中の社会人も相談に乗ってくれるそうです。
↓奨学金バンクのホームページ
まとめ(大学院生の奨学金|落ちることある?何円借りられる?給付はある?)
以上となります。この記事をまとめますと
大学院生の奨学金は以下の通りです。
日本学生支援機構
第一種奨学金(無利子):最大88,000円/月、免除制度あり
第二種奨学金(有利子):最大150,000円/月、免除制度無し
企業からの給付奨学金
難易度が非常に高い
いかがでしたでしょうか.少しでも大学院生の奨学金事情を知っていただけたたら幸いです.
奨学金返還免除制度に関しては以下の記事を読んでみてください。
また,企業からの給付奨学金について知りたい方がいれば以下の記事を参考にしてみてください.
以上です.ありがとうございました!
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